すべては血のせい?

 血液型性格判断についての見解。

 血液型の違いが、性格形成に先天的には関係しません。血液型で性格がわかるというのは、あくまで後天的なもの。言い換えれば、周囲からの影響です。ある血液型が、ある性格の持ち主というのは、周囲が言動や態度そのほかいろいろな事により、そのような性格になるように仕向けています(意識的・無意識的にかは別ですが)。特に最初に結論ありきのテレビ番組では特にそうです。

 私の職場にもいるのです。血液型で性格を判断して、行動を決める人が。
 それはいろいろな意味で失礼かつ、程度の低い発言です。

 物事を理解できないのは、血液型ではなく、自分のせい。創意工夫をしないのは、血液型ではなく、自分のせい。性格の悪いのも、血液型ではなく、自分のせい。
 自分の堕落や無能や欠点を血液型のせいにする人間は、結局そこに逃げて進歩しようともしない。
 いえ、自分の人格を血液型のせいにするならまだしも、他人のそれを血液型のせいにするのは、問題です。

 というか、自らの関知できない先天的な点で評価を下されるのは、人種差別にもつながります。

 血液型で何もかも決めたがる人間を私は、評価しない。
 

 では、長寿と繁栄を。