26年前の忘れ物。 ~【ガルフォース エターナルストーリー】オリジナルサウンドトラックCD

 ST宇宙艦のカレンダー購入と相前後して、このCDを購入しました。
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 私の人生を――少なくとも趣味における方向性を決定的に変えてしまった作品のサウンドトラックです。
 言わずもがなの、80年代を代表するOVAである【ガルフォース エターナルストーリー】です。
 私は、高校生のころにこの作品を観て以来のファンです。一見、美少女がいっぱい出てくる軽めのアニメですが、実は当時の世界情勢を反映した非常に骨太な作品です。あのころは、冷戦真っ只中でした。“MAD”――“相互確証破壊”戦略の破綻により、世界が滅亡している可能性もありえた。というかそういう妄想を抱いていたクリエーターは少なからずいたでしょう。私自身、その手の知識は同世代の人間よりは多かったので、内心において世界情勢が危険な状況に陥っているのではないか、と考えていました。まあ、結局、世界が滅ぶような全面核戦争は起きずに、冷戦構造もひとまず終結しました。もっともそれから数年後に、非対称型の対テロ戦争が始まってしまうのですが。

 それはともかく。
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 結局、この【エターナル・ストーリー】中で終了時点で生存しているのは、ラミィ一人だけですね。続編には2人出ていますが、仮死状態からの再生と、同じ姿を持った別人です。
 ちなみに、私の好きなキャラクターは、キャティです。一見大人しそうな見かけながら、身を挺して仲間たちを脱出させるために健気に散っていくシーンには、泣かせます。
 キャラクターデザインは、園田健一さんです。以前イベントでサインもらったときもキャティを書いていただきました。
 キャラクターデザインはもちろんですが、メカデザインや戦闘シーンも好きです。特に“曲がるビーム”光子弾の描写が印象的でした。
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 宇宙章三部作。
 結末は、悲壮なものですが、最期に望みを託しています。ちなみに当時は、エーリヒ・フォン・デニケン氏の唱える“宇宙考古学”に興味があってその手の本を読んでいました。そして偶然にもこの作品にもその説が採用されていたりします。

 で、話を戻して。このCD。昔買いそびれてそれっきりだったのを、この度密林で見つけましたので、いまさらながら購入しました。
 買いそびれた理由は、収録曲数の少なさでした。私はBGMが好きなのですが、それが2曲しか入っていないことを残念に思い、買っていませんでした。
 で、このサントラCD、改めて確認すると、最終トラックの【組曲ガルフォース”】がBGMを繋げたものでした。なので、パソコンに取り込んだ後で、分割しました。それを私のウォークマンにコピーしています。
 たぶんシンセサイザーのみの演奏ですが、なかなかいい曲ですね。

 しかし、【ガルフォース2】【ガルフォース3】のサントラがないのが残念です。まあ、いずれもこのサントラに入っている曲を流用しているようです。が、エンディングが単体で聴けないのがやはり残念ですね。いっそDVDから録音するかな…。


 では、長寿と繁栄を。