《終息の開始〜【フルメタル・パニック! せまるニック・オブ・タイム】感想》
せまるニック・オブ・タイム―フルメタル・パニック! 10(富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 賀東招二,四季童子
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2008/02/20
- メディア: 文庫
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次回でいよいよクライマックス。
以下は、ネタバレ在ります。
今回は、彼の人生の決着が描かれた。同姓同名の軍曹は、〔黒騎士中隊〕唯一の生還者だったはずなのに…。いや、実は生きているという可能性も無きにしも非ずだが、もし生きていたとしてもかなり重傷のようではあるので、再起は難しい。
で最終回に向けて、色々風呂敷を畳んでいっている。巧く畳めるかどうかで、この種の作品の評価は決まるが…。
どうも本来の歴史への回帰を図るのが、レナードの目的のようであり、それを知ったからカリーニン少佐は協力することになったようだ。
今後の最終巻予想。
- 宗介
実は、かなめやテッサと同じ誕生日だったりする。実は、かなめの双子の姉弟だったりして…*1。
もしくは、宗介の母親がかなめと似ているのは、実は本当に時空を超えてやって来たかなめの息子だったりして…。
- アマルガムの“水銀”氏
やっぱり、かなめの父親か?。いやなんぼなんでも娘があそこまで酷い状況にあっているのに、まったく動きが見られないのは、妙だ。一般人ならともかく、国連のそれなりの仕事についているはずなので。やっぱり何かあると勘繰られても仕様が無いのではないだろうか?。
- 結末
レナードの企みが成功し、本来の歴史に回帰し、ごく普通の日常生活を送る陣代高校生のかなめたちとそこに転向してくる軍事マニアの宗介、海外からの留学生のテッサが絡んできて、三角関係が…。もちろんそこには、テロにもあわずギタリストの道を目指しているクルツや、そのほかありえたはずの人生を送っている登場人物たちが…。というオチかな…。まあ、と思わせておいて、実はという展開もまたよし。しかしながら、かなめや恭子たちの卒業は描いてほしいとは、思う。
まあ、いずれにしても次巻が非常に楽しみだ。