《ふしぎな事》

 いやまさか私だけってことはないと思うが、…。
 ギアス特番の出演者のお笑い芸人のことについて、なのだが。どうも、みんなが彼のことを知っているという前提で話をしている人が多いんだが…。そこが謎だ。
 知らないということを自慢するというのは恥をさらすので嫌なんだが、私は有野氏もサンドウィッチマン氏を知らない。先述の通り、お笑い業界自体にまったく興味を持っていない、少なくとも積極的に観ようとは思わない人間だ。お笑い芸人やタレントのトークを聞くよりは、巡洋戦艦フッドと戦艦ビスマルクの死闘を観るほうを選ぶ人間だ。というか、地上波が見れなくなってもぜんぜん困らないからなあ…。CSのヒストリーチャンネルとかディスカバリーチャンネルとかナショナルジオグラフィックチャンネルとスーパードラマTVとアニマックスが観れないと非常に困るが。
 だからといって、お笑い芸人が好きな人間を嫌うとか、そういうことはしない。まあ、人の趣味もそれぞれだし、という程度だ。もっとも、お笑い芸人の一発芸の真似事らしきことをやっているものを見るのは、精神的に痛々しいが…。
 で、疑問と同時に少々思うのだが、お笑い芸人――有野課長氏とかサンドウィッチマン氏て、アニメーションの監督よりそんなに偉いのか?。
 別のブログにも書いてあったが、あれは、言い換えると『DoGACGAコンテストの上映会に招かれたお笑い芸人が、DVDに書かれた新海監督のサインを消すというようなもの』ですね。いやそれやると、いくら新海さんでも怒るだろうし。また『スタートレックのコンベンションに招かれたお笑い芸人が、ジーン・ロッデンベリーのサインを破り捨てるようなもの』……トレッキーの暴動起きるな…。たとえが判りにくい?。
なら少しは判りやすく…。『読売新聞の販促イベントで、ナベツネ氏(仮名)のサインを(以下略)』あ…、これは本人が(後略)。
 ああ、一番わかりやすいのは『お笑い芸人の一大イベントで、その世界の有力者のサインを消すというようなもの』ですね。
 私にとって、谷口悟朗監督は、少なくとも彼を知らないといっていたお笑い芸人などよりははるかに及びもつかないくらい重要人物である。お笑い芸人が一人もいなくなっても困らない(というよりむしろ静かになっていいと思う)が、谷口悟朗監督が引退すると悲しい。
 いやもちろん、私と同じ考えの人間が、多数を占めているとか・それが正しいとか、書きたいわけではない。私と似た考えの人間が多少でもいることを、お笑い好きの人々は考えて欲しい。