作品のファンについて

 ある作品を個々人がどのように好きになろうが、それは個人の自由です。ただ、やってはいけないのは、行き過ぎた行動です。
 自分の好みではないからといって、制作者やそれを許容した、自分以外の人間の人格を否定もしくはそれに近い行動をとることです。これは前にも書きましたが。

 自分の脳内にしか存在しない理想の作品を追い求めるのは別に問題ではありません。
 ただ、それを神聖不可侵の物として、それに副わない作品を作り出した制作陣やそれを許容する者たちを拒絶し敵視するのは、まさにどこかの排他的な宗教団体の教祖の有様のようです。

 作品のファンというものは、『その作品を楽しむためにそれなりの代価を払うこと』これが最低条件です。“代価”とは別に金銭的なものとは限りません。その作品を楽しむための手間を惜しまない、ということです。

 作品の愛し方は個々の自由です。少なくとも一ファンからとやかく言われる筋合いはないです。それは、まさに“作品教の教祖”のような振る舞いです。


 では、長寿と繁栄を。