終演の開演〜【ガンスリンガーガール】第10巻感想

GUNSLINGER GIRL 10 with Libretto! (電撃コミックス)

　色んな意味で危険な作品。その最新刊だ。
　前巻ではあの彼女が逝き、今巻では彼女と彼の物語が実質的に終わりを迎え、次巻に収録される予定の連載話では彼女の過去が明らかになり…。そして、そもそものあの兄弟が、この修羅の道を歩むことになった例の事件の首謀者が出てきて、……エピローグが近づいてきているのが伝わってくる。不謹慎だが、社会福祉公社――特に義体担当官と義体がどのような最期を向かえるか興味がある。
　まあ、いくらなんでも途中で投げ出したような結末はやらないだろうな。